開催報告

信越県境エリアの魅力を探るトークイベント
開 催 報 告

※現在編集中です

この地域では身近に上越沖でとれる魚介類があり、私たちの食生活を豊かにしています。
今回は上越教育大学光永研究室と連携し、上越沖の魚介類について取り上げた「食物学」の授業の様子をトークイベントとして配信しました。上越沖の地形や魚介類の特徴、この地域の食文化などについてお話いただきました。

VOL.14 上越沖の魚介類の特徴

日 時:2022年2月28日(月)
会 場:上越教育大学、オンライン(録画配信)
ゲスト:吉川 茜さん(国立研究開発法人水産研究・教育機構水産資源研究所 研究員)
尾﨑 徹さん(株式会社一印上越魚市場 代表取締役社長)

日本海の特徴として、東シナ海やオホーツク海に比べて水深が深く、暖かい対馬海流と冷たい日本海固有水の「2層構造」であることが挙げられます。こうした特徴により豊かな魚類相となっています。上越沖は陸地の近くに急峻な地形があることから深海を対象とした漁業が盛んです。メギス(正式名称:ニギス)やベニズワイガニは、上越沖の特徴的な魚介類である言えます。

また、この地域では江戸時代からモウカザメを食べる食文化があります。これまでの一般的な食べ方は、塩漬けやかまぼこ、煮魚でしたが、近年はこの食文化を後世に残していくために子どもたちにも食べてもおうとフライやバーガーに調理し、ショッピングセンターなどで販売する取り組みが行われています。
上越市では通年で大量に獲れる魚はありませんが、地魚を大切にし、鮮度にこだわりを持つ方が多い地域であるとのことでした。<文責:事務局>

上越教育大学での授業の様子

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