地域資源情報

05 交 通

その他の参考情報

特徴の補足説明

a1 道路

– 街道 ‐
北陸道は、近世になると「北国街道」「加賀街道」とも称されるようになるなど、街道の名称は複数存在する。信濃と越後を結ぶこの街道は江戸にもつながる重要な道で、古くから塩や米など運搬する道であり、善光寺への参詣道でもあった。また、佐渡で産出された金銀の輸送経路にもあり、江戸幕府は五街道に次いで重要視していたとされる。

【七道駅路(7世紀後半)】

出所)児玉幸多(1992):日本交通史、24.25頁

【国内の主要街道(江戸時代)】

– 国道 ‐
「国道」とは、高速自動車国道と併せて全国的な幹線道路網であり、重要都市と主要港を連絡する等の要件に該当するものが指定されている。
明治18年(1885)に発出された「国道表」により、全国共通の1号から44号までの路線が指定された。しかし、近代は鉄道整備が優先され、本格的な道路整備が始まったのは戦後になってからである。

a2 鉄道

【主な鉄道の開業時期】

出所)日本国有鉄道(1973)、老川慶喜(2014)をもとに作成

【1890年当時の鉄道網】

出所)日老川慶喜(2014):日本鉄道史 幕末・明治編をもとに加筆修正

a3 港湾

【三津七港(室町時代)】

出所)北陸地域づくり協議会:北陸の視座 vol.30

– 直江津港 ‐
「重要港湾」とは、昭和26年に港湾法に基づき指定されたもの。昭和25年に制定された港湾法により、日本全国の港湾は、重要港湾と地方港湾に分けられ、国益に重大な関係があるものが重要港湾として指定された。
「日本海側拠点港」とは、経済成長の著しい対岸諸国と地理的に近接する日本海岸港湾において、既存ストックを活用するなどして対岸諸国の経済発展を日本の成長に取り入れるとともに、災害に強い物流ネットワークの構築にも資することを目的として選定されたもの。

【コンテナ取扱貨物量ランキング】
(国際主要港湾)

備考)※1 国際戦略港湾(◎)、国際拠点港湾(○)、重要港湾、および地方港湾を選定。
※2 長さ20フィートのコンテナ1本を1個としてカウント(長さ40フィートのコンテナ1本を2個としてカウント)、
TEUともいう。
出所)国土交通省ホームページ統計情報をもとに作成

‐ 姫川港 ‐
「リサイクルポート」とは、リサイクル施設の立地等に対応した産業廃棄物の物流ネットワークの拠点となる港。
姫川港は、平成15年4月に地方港湾として唯一指定された。

参考文献・サイト

・国土交通省ホームページ(道の歴史)
・児玉幸多(1992):日本交通史、吉川弘文館
・老川慶喜(2014):日本鉄道史 幕末・明治編、中央公論新社

更新履歴

  • 2022年6月7日 「その他の参考情報」を追加しました。
  • 2022年4月21日 ページを公開しました。