地域資源情報

01 地 形

地形の魅力と課題

基礎知識

日本列島の面積は、山地と丘陵で全体の約7割を占めており、世界的に見ても山地が多く、急峻な地形です。これは、日本列島が新しい造山帯に属しているため山地の隆起が激しく、降水量の多さにより河川による浸食もはげしいことに由来しています。
約2,000万年前、日本列島はアジア大陸から離れていき、その真ん中で折れてフォッサマグナ 1)の海ができ、そこに土砂が流れ込むなどして砂や泥の厚い地層が形成されました。約300万年前には日本列島全体が隆起を始め、その後の地殻変動や火山活動、河川による土砂の堆積などで山や平野が形成されました。現在の地形はそのほとんどが約200万年前以内に形成されたものといわれています。
地球は約46億年の歴史をもち、主に生物の進化の過程をもとに時代の区分がなされています。最も新しい時代は約260万年前から現在までの「第四紀」とされており、現在見られる地形のほとんどが、この新しい時代に形成されています。

【標高】

出所)国土地理院ホームページをもとに作成

【地質時代と主なできごと】

出所)産業技術総合研究所地質調査総合センターホームページ

どんな魅力や課題があるのだろう?

地形は地域ならではの環境や景観を生み出していて、暮らしにもいろいろな影響を与えているよ。
地形のことを知ると地域学習や防災にも役立つんだ。