地域資源情報

09 きのこ

えのきたけの生産量は長野・新潟の両県で国内シェア8割を占めており、このエリアは主な産地の一つです。このほか、まいたけ、ぶなしめじ、エリンギ、なめこも同じく主産地の一つです。

更新日:2022年4月21日

この地域ならではの特徴ってどんなこと?

● 長野県が生産量第1位のきのこ

■えのきたけ

  • 都道府県別では長野県が第1位、新潟県が第2位、2県で国内シェアの8割を占める。
  • 特に長野県北信地域での生産が多く、市町村別では中野市が全国1位とされる。新潟県内では十日町市、上越市、南魚沼市などで生産される。

■ぶなしめじ

  • 都道府県別では長野県が第1位、新潟県が第2位、2県で国内シェアの6割を占める。
  • 長野県内では北信・長野地域のシェアが約6割を占め、市町村別では飯山市が全国1位とされる。新潟県内では南魚沼市などで生産される。

■エリンギ

  • 長野県が第1位、新潟県が第2位、2県で国内シェアの4分の3を占める。
  • 長野県内では北安曇地域が半数近く、長野・北信地域で4割強のシェア。新潟県内では南魚沼市などで生産される。

● 新潟県が生産量第1位のきのこ

■なめこ

  • 都道府県別では新潟県が第1位、長野県は山形県に次いで第3位、2県で国内シェアの4割を占める。
  • 長野県内では北信・長野地域のシェアが約7割、新潟県内では十日町市、津南町等で生産される。

■まいたけ

  • 都道府県別では新潟県が第1位、長野県は静岡県・福岡県に次いで第4位、2県で国内シェアの7割弱を占める。
  • 長野県内では長野・北信地域のシェアが約7割、新潟県内では魚沼地域のシェアが約6割、市町村別では南魚沼市が全国1位とされる。

【参考】その他のきのこ

■しいたけ

  • 乾しいたけは、生産量第1位の大分県をはじめ西日本に多い。生しいたけは、同1位の徳島県をはじめとする西日本や北海道・東北に多い。
  • 長野・新潟の2県を合わせても、全国シェアは生しいたけで5%程度、乾しいたけで1%弱。

■まつたけ

  • 輸入が大半を占め、国産品は2%程度に過ぎない。その中で長野県は岩手県に次ぐ第2位だが、県北部での生産量は少ない。新潟県はほとんどなし。
【信越県境付近のきのこ生産地の分布】

備考)信越県境付近にある市町村(破線で挟まれた地域、市町村名はp.3に掲載)の範囲のみ表記
出所)国土地理院数値地図などをもとに作成