地域資源情報

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その他の参考情報

特徴の補足説明

a1 森林セラピー基地・ロングトレイルの整備

– 森林セラピー –
森林セラピーは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴のことであり、森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指す。
「森林セラピー基地」と「セラピーロード」は、癒しの効果・病気の予防効果が科学的に認められたお墨付きの森であり、2006年から認定が始まり、現在では全国に63か所誕生している。

– ロングトレイル –
ロングトレイルは、「歩く旅」を楽しむために造られた道のことである。日本ロングトレイル協会のホームページで紹介されているトレイルは、2019年3月現在で25だが、このうち信越トレイルは、第1回フォーラム(2011年)においてすでに活動報告を行っている。
信越トレイルは、日本人バックパッカーでは伝説的な存在ともいえる故・加藤則芳氏が、「日本人にもロングトレイルの素晴らしさを体験してほしい」という思いを実現した場所でもある。
国内ロングトレイルの中での位置付けについて、客観的で明確に語れるものは確認できていないが、ホームページ上では、国内ロングトレイルの中で「モデル」、「先輩格」、「先駆け」、「屈指」、「日本初ともいえる」などの記載が多々存在する。事実上「国内初の本格的ロングトレイル」といってよく、控えめに言っても「先駆け」などの表現は間違いないと思われる。
2020年に予定される苗場山までの延伸に向けて、現在準備が進められている。

このほか、糸魚川市・小谷村・白馬村などの「塩の道トレイル」や魚沼地方の雪国観光圏を中心とした「スノーカントリートレイル」が整備されているほか、妙高戸隠連山国立公園エリアでも整備に向けた調査が進められるなど、様々なロングトレイル構想の実践あるいは計画がある。

参考文献・サイト

※特に参考とした文献には●を付しました

(レジャー全般)
・日本地誌研究所 青野壽郎・尾留川正平編(1972):日本地誌 第9巻 中部地方総論・新潟県、二宮書店
・斎藤功・石井英也・岩田修二(2009):日本の地誌6 首都圏Ⅱ、朝倉書店
・小野坂庄一監修(1998):図説 十日町小千谷魚沼の歴史、郷土出版社
・須田直之(1996):雪国の冬季イベント観光 - 地域のイメージと観光振興、雪国環境研究第2号、青森大学雪国環境研究所
(ニューツーリズム)
・吉田春生(2003):エコツーリズムとマス・ツーリズム -現代観光の実像と課題-、大明堂
・農林水産省ホームページ
・環境省ホームページ
・森林セラピーホームページ
・日本エコツーリズム協会ホームページ
・都市農山漁村交流活性化機構ホームページ
・毎日新聞ホームページ

更新履歴

  • 2022年6月7日 「その他の参考情報」を追加しました。
  • 2022年4月21日 ページを公開しました。